Column コラム

ソーシャルメディアを活用したwebプロモーション

ソーシャルメディアを活用したwebプロモーション

SEO、リスティングはともに、ユーザー自ら指定した検索キーワードに対しての露出を高める施策です。
つまり、SEOやリスティングはある程度ニーズがはっきりしている人を自社サイトに誘導する手段であるといえます。

では、ニーズがまだ顕在化していない潜在ユーザーを効率的に捉えるにはどうしたらよいでしょうか。
そんな時は、無料で幅広い層にリーチ出来るソーシャルメディアを活用してみましょう。

拡散効果NO.1!Twitter

Twitterは、140文字以内で気軽に文章を投稿できることが人気で、2015年12月時点で国内Twitterユーザー数は3,500万人にも上りました。

Twitterの仕組みを大まかに理解するうえでは、次の3つがポイントになります。

  • フォロワー
  • タイムライン
  • リツイート(RT)

まず、一つ目の「フォロワー」は、自分のツイート(投稿)を継続的に受け取る人のことです。(逆に、自分が誰かのツイートを継続的に受け取る場合、「フォローする」と言います)

多くの人からツイート内容が注目されるほど、フォロワー数が伸びていきます。
2016年5月現在、日本国内で最もフォロワー数が多いのは有吉弘行さんで、およそ570万人のフォロワーがいます。

二つ目の「タイムライン」とは、自分がフォローしている人のツイートが表示される画面です。

そして三つめの「リツイート」が、Twitterの仕組みで最も特徴的な機能です。この、リツイートという機能によって、ツイートの内容は日本中、世界中に拡散していきます。

リツイートとは、他のユーザーのツイートを面白いと思ったら自分のアカウントで紹介することです。コメントの引用をより手軽に行えるようにした機能です。
リツイートすると、自分のフォロワーのタイムラインにリツイートした内容が表示されます。このようにして、ある一つのツイートが不特定多数の人の目に触れるようになります。

例えば、あるツイートを有吉弘行さんがリツイートしたなら、そのツイートは570万人の目に触れることになる、ということです。

このように、不特定多数の人に拡散していくTwitterは、多くの企業がプロモーションに活用しています。
2016年5月現在、フォロワー数が最も多い企業はセブン・イレブン・ジャパンで、189万人にフォローされています。
セールやキャンペーン情報がツイートされており、セブンイレブンのヘビーユーザーにとってはお得な情報をリアルタイムで受け取れるありがたいサービスです。

Twitterによってセールやキャンペーン情報を告知する方法は、ユーザーだけでなく企業にとってもメリットがあります。
もし公式webサイトのみで告知する場合は、セールやキャンペーンの特設ページを開設するだけでお金と時間がかかります。また、ページを新規開設したことを告知するために別のプロモーション手段が必要になる場合もあります。
一方、Twitterを活用すれば、ツイートするだけで最新情報をフォロワーに一斉配信することができ、有益な内容であればさらにそれがリツイートされて勝手に拡散されていくのです。

また、ツイートしている内容が面白ければ、メディアに取り上げられて注目され、フォロワーが増える効果も期待できます。
Twitterが面白いと話題の企業・機関には、タニタ、シャープ、タカラトミー、井村屋、日本相撲協会などがあります。
是非、一度覗いてみてください。

密なコミュニケーションが取れるFacebook

Facebookは実名登録のソーシャルメディアで、2015年12月末時点で国内に約2,500万人のユーザーがいます。

FacebookでもTwitter同様、不特定多数の人の投稿をフォローすることはできますが、Facebookの場合は投稿を閲覧できる権利を友達のみに限定している人も多く、Twitterよりもクローズドなメディアであると言えます。

Facebookにも、役に立つリンクや他のユーザーの投稿を自分のアカウントで紹介する機能があります。
紹介の方法には「シェア」「いいね!」の2つがあります。
どちらも、友達として繋がっている人のタイムラインに表示されるという点では大きな違いはありません。

ある投稿が「シェア」「いいね!」をされると、「○○さんがいいね!しました。」「○○さんがリンクをシェアしました。」というコメントとともに投稿がタイムラインに表示されます。
これを見たユーザーは、「○○さんがいいね!している投稿はどんな内容だろう?」と思って投稿を見ます。この流れが、Facebookにおいて投稿が拡散していく仕組みです。

この「シェア」「いいね!」機能は、企業のプロモーションにも良く活用されています。例えば、企業のFacebookページをシェアまたはいいね!することで懸賞に応募できるようにするなどの方法があります。

Facebookで投稿した内容には、閲覧できる人に制限をつけていなければ誰でもコメントをつけることができます。また、投稿についたコメントは匿名ではなく誰がコメントしたかわかるようになっているので、そのコメントにさらに返信をすることもできます。

Facebookで企業アカウントを開設している場合は、投稿についたコメントに丁寧に返信をすることで好感度が上がります。1対1のコミュニケーションが取れることがFacebookの利点です。

視覚に訴える商品ならInstagram

Instagramは、2015年12月時点で国内に約920万人のユーザーを持つソーシャルメディアで、簡単に言うと写真をメインにしたTwitterのようなものです。気に入った画像を加工し、簡単なコメントとともに投稿できます。

写真がメインのメディアなので、芸能人やモデルといったユーザーが多くいます。
そうした人たちがたくさんの人に写真を見てもらえるよう、友達にならなくても誰もが自由に他人の投稿をフォローすることができます。

Instagramにはシェア機能がなく、Facebookのように「いいね!」をしてもいいね!したことが他のユーザーに紹介されることがないので、他のソーシャルメディアよりは拡散させることが難しいメディアです。

しかし、この1年でユーザー数が倍増し、増加率でいえばTwitterやFacebookを凌駕する急成長を遂げています。Webプロモーションに活用する企業も徐々に増えてきており、その活用法については押さえておく必要があるでしょう。

Instagramは写真がメインのソーシャルメディアなので、企業においては、きれいな写真をユーザーに見せることがダイレクトに購買動機に繋がりやすい業種において良く活用されています。
アパレル系、レストラン、ホテルなどといった業種が多いです。また、有名どころではトヨタのInstagramが人気です。

自分が投稿したInstagramをたくさんの人に見てもらえるようにするためには、「ハッシュタグ」を活用するという方法があります。
ハッシュタグとは、自分が投稿した写真に関連付けるキーワードのことで、コメント欄に#から始まるキーワードを記載することで設定できます。

Instagramには検索機能があり、キーワードに関連する画像の投稿を探すことができます。投稿にハッシュタグを設定しておけば、第三者がキーワード検索をした際に自分の投稿を見てもらえる可能性が出てきます。

投稿を見てもらう最大のポイントは、美しく、かつ検索キーワードから想起されるユーザーのニーズに合った画像を投稿することです。
とは言ってもなかなかイメージがわかないかもしれません。

例えば、ある幼児向け英語教材の写真を投稿するとします。その幼児向け英語教材のハッシュタグを検索する人はどんな画像を見たいのでしょうか?
恐らく、英語教材そのものが見たいのではなく、「英語教材を実際に子どもたちが活用している姿」を見たいのでしょう。このように、ニーズを考慮した写真を投稿することが重要です。

まとめ

ソーシャルメディアのメリットは、多数のユーザーの目に触れる情報を気軽に発信できるだけでなく、ユーザーと双方向にコミュニケーションを取れることにあります。

企業にとって「固定ファン」を作ることはとても大切なことです。どのような業界であっても、新規顧客を獲得するよりも既存顧客のリピートのほうがはるかに高収益になります。

ソーシャルメディアの双方向性は、企業が固定ファンを作るのに最適です。自社公式webサイトと上手に連動させてソーシャルメディアを運用していきましょう。