Column コラム

全体にダメ!相互リンクを貼りすぎて、ペナルティーになっていませんか?「痛い目に合うSEOスパムリンクファーム」

  • 2017.08.03
  • SEO

全体にダメ!相互リンクを貼りすぎて、ペナルティーになっていませんか?「痛い目に合うSEOスパムリンクファーム・・・」

 

webサイトとは、今では企業だけでなくパーソナルメディアとして個人でもブログなどの情報発信や知人や新たな交流のために運用している人は多いと思います。
人間は皆、自分を知ってもらいたい、困っている人を助けたい、同じ志向を持った人と交流を広げたいなど、願望を持っているものです。
そしてインターネットができてからそれができるようになり、人々の夢や希望は一昔前より格段に広がっています。
しかしこのようなインターネットによる交流をしたいと心に思っていても行動に起こさない人もいます。やってはみたいが難しいからまた今度…というように。
 
逆にwebに自分の情報を公開している人は間違いなく好奇心が高く、自分の目標に突き進むモチベーションがある方といえます。
そのような人はオウンドメディアとして無数の来訪者に有益な情報を公開する目標があります。一般企業のホームページの様に一方的な自社の広告ではありません。
 
しかしいくら良い情報を上げていてもみんなの目に届かないと意味がありません。webとは英語で「蜘蛛の巣」と言う意味を持っています。
その名の通りwebは人と人を繋ぐ役割となっており蜘蛛の巣上に連鎖ができるのです。それは日本だけでない世界の人々と交流が持てるということです。
 
また、人が集まる所には必ずビジネスモデルを構築するため様々な企業が介入してきます。そこにいる人々を市場として捉え、ビジネスを成功させる仕組みを考えてきます。
アフィリエイト(成果報酬型広告)もそうですが、自分のブログに企業のバナーなどの広告を掲載し、その広告からアクションを起こすことで対価を得るという仕組みです。
自身のブログにバナー広告を貼るだけで収益があがる事ができればこんな楽な事はありません。
今は誰もが簡単にパーソナルメディアが作れるプラットホームが整っていますので皆が皆ブログを立ち上げ同様の記事を書き続けると、更に情報が溢れる環境になります。
現状でもまさにその現象が起きつつあります。
その背景として、先ほど述べましたパーソナルメディアで広告モデルの構築ができるということです。
本来は個人の趣味嗜好の情報発信で使われていたブログも今や収益を上げる手段として利用される事が多くなっています。
となると本当に自分が知ってもらいたい情報よりも、クリックしてもらいやすいコンテンツを作るようになります。(もちろん全てがそうではありません)
 
その結果、本来得意でもない分野の情報なので内容が稚拙であったり文章が成り立っていないものであったり酷い場合、他のサイトとほぼ変わらない文章(コピペ)が掲載されているサイトも多々あります。
そのようなことをする個人や業者が増えることで一般の利用者は溢れる情報に翻弄され、どれが本当に信頼できるサイトなのか?どれが正しい情報なのかが分からなくなってしまいます。結局その判断は自身でするしかないのです。
 
しかし、Yahoo!やGoogleもそのような利益目的のサイトが増えることで自社のネットワークが荒らされるのを嫌い、悪質なサイトを排除する活動を昔からしています。
定期的に新しいアルゴリズムをバージョンアップして年々環境は良くなってきています。
悪意を持ったユーザーとGoogleとYahoo!の化かし合いの様悪意を持つ人は隙間を探し、Google、Yahoo!はその隙間を埋めるの繰り返しといえます。
その一つの例として「リンクファーム」というものがあります。

 

リンクファームとは?

リンクファームとは日本語に直すと「リンクの農場」、牛や馬が農場に沢山いるように、沢山のリンクを張った仲間がいる状態の事を言います。
以前は被リンクを受ける(リンクを張ってもらう)=良いサイトだからと言う定義でGoogleからの評価対象になり、みんな揃って被リンクを受けようとしました。
その歴史として以前はよく「良かったらリンク貼ってください」みたいなコメントがサイトの下の方に書かれていたと思います。(最近ではあまりみかけませんが・・・。)
またリンクを貼ってもらうだけではいけないので、貼ってもらえたらこっちもリンクを貼る「相互リンク」と言う手法が一般的になり。みんな暗黙の了解的に広がっていきました。
それは皆が理解している上位表示されたいと言う願望があったからです。
以前は自分のサイトのリンクが増えれば評価があがりSEO視点で言えば上位表示に繋がる鉄板の手段でした。
しかし、これをビジネスにする悪徳業者が横行し、利益を上げるためだけに自動で沢山の被リンクを埋め込む仕組みやリンクファームと呼ばれる組織を作り、互いにリンクしあって上位表示を目指す行為があまりにも増えすぎてしまいました。
これでは良品なコンテンツを作り上げている真面目な方のサイトを押し退け、利益をあげるためだけの目的のサイトが上位表示され、閲覧されやすくなる環境となっていました。
このリンクファームを排除するため、Googleはペンギンアップデートと呼ばれる無作為のリンクを排除するアルゴリズムを作り上げ、徐々にリンクファームは効果がないことから退散へと追いやられることとなりました。
 
マイナス評価になるリンクファームは現在のSEOを考える上では、絶対にやってはいけない行為です。
 
上記の文章を読むと、「相互リンク=ペナルティ」と思われるかもしれませんが、ご安心ください。
このアルゴリズムは上位表示を目的にするだけなのか、良質のコンテンツとして被リンクを受けているのか理解することができるのです。
あなたのサイトが良いサイトであれば、自然とリンクは集まってきます。そしてサイトのきちんと評価されます。これからのSEO には良質で有益なコンテンツが重要になりますので真面目に作っていればペナルティを受けることはありません。
あなたのサイトのリンクが、あなたのサイトに目的をもって訪れてくれているユーザーにとって必要なリンクであれば全く問題がないのです。
リンク先のサイトがあなたのユーザーに価値を提供するサイトであるかどうか?そこまで確認すればいいだけなのです。
 
全てにおいて、ユーザー視点目線でコンテンツを作成すれば、何も恐れることはありません。

 

真面目にやっているのに順位が下がる?

■サイト順位が下がる場合
上記の様に悪意なく真面目に記事を書いているのに順位が下がることはよくあります。
しかしそれは悪意によるもではなく、通常の評価としてそうなる場合があります。それはあなたのサイトの評価が下がったのではなく、同様のコンテンツを書いているサイトがあなたのサイトより高い評価を受けているという可能性です。
今まではあなたが納得した良い記事だったとしても真面目に上位表示をしたいと言うブロガーがあなたよりも情報量が多く、しっかりした記事を書いたとしたら順位が抜かれることがあります。
そうなった場合はライバルの記事を参考にして自分の足らないところや手法を考えて立ち向かわなければなりません。この競争は全うな有益情報の戦いと言えます。
 
また、イレギュラーな場合として、リンク元サイトの中に相互リンクしているサイトが過度に多い場合、検索エンジンからそれを発見されると、リンクファームとみなされ、相互リンクにより得ているリンクの評価がされなくなることがあります。
その結果、相互リンクによって得ていた評価の分だけ順位が落ちることに繋がってしまいます。
自分のサイトに貼ってあるリンク元で、大量のサイトにリンクを張っているページがないかを見る必要があります。もしそのようなサイトが発見されたら、ただちに該当部分を削除する必要があります。
そしてあきらかな順位の下落があった場合はリンクを削除した後に、googleのウェブマスターツールに登録し、サイトの再審査依頼をしなければなりません。
自分のリンクを貼ってあるサイトが悪いサイトかどうかの確認はしておくべきです。あなたのサイトの順位を下げる目的だけの悪意のある行為かもしれません。

 

まとめ

いかがでしょうか?
あなたがブログなどのパーソナルメディアを公開している理由として他人との交流を求めているかビジネスとしてやっているかは分かりません。
どちらの目的にしても、今後は悪質なサイトは排除され良いコンテンツだけが残ることは間違いないでしょう。
しかしその反面、継続的に良いコンテンツを出し続けなければならない全うな競合サイトとの競争が待っていることの覚悟が必要です。