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SEO対策には必須!スマホ対応が評価される「モバイルフレンドリー」なサイト制作とは ?

  • 2017.08.06
  • SEO

SEO対策には必須!スマホ対応が評価される「モバイルフレンドリー」なサイト制作とは ?

皆さん、モバイルフレンドリーをご存知ですか?

サイト運用している人であれば一度は耳にしたことがあることと思いますが、ご自身のサイトはモバイルフレンドリーと言えますでしょうか?
モバイルフレンドリーとは言葉からも推測できるように、webサイトがスマホなどの小さなモバイル端末でも最適化ができていることを示します。

もしあなたのWebサイトがモバイルフレンドリーと言えないサイトの場合、Googleからの評価が低くなり、モバイル端末における検索連動表示順位に影響がでてしまいます。

これからの時代サイト運営をするには、Googleが発表するアルゴリズムに則らなければサイト運営は成り立たないと言っても過言ではありません。

そしてモバイルフレンドリーを評価するGoogleの目論見としては、近年PCよりも検索閲覧数が伸びているスマホをユーザーのコアデバイスと想定し、評価基準に重きを置くことでサイト運営者にモバイルサイトの重要性を気づかせ、モバイルのUI向上を目指す。

ユーザーは更に便利になり、モバイルからのアクセスユーザーがより多くなり、各サービスの市場活性化を狙うことが予想されます。
では具体的にモバイルフレンドリーとはどういうものか?どのようにすればいいのか見ていきましょう。

モバイルフレンドリーの評価概略

モバイルフレンドリーの評価対象はどのようなものでしょうか?
モバイルフレンドリーとはサイト全体ではなくページごとに評価されます。
サイト全体には良いサイトだと安心していても悪いページがあればそのページは評価されることはありません。

また、モバイルフレンドリーとはスマホなどのモバイルだけに該当されますので、PCデバイスは対象外となります。
そのためPCとモバイルは分けて考えるのが良いでしょう。

そしてどちらも重要ではありますが、これから改善を目指す優先順位をつけるとしたらモバイルと考える事がベストとなります。
まずは競合となるベンチマークしているサイトを幾つかピックアップして閲覧し、ご自身のサイトと比較して見ると良いでしょう。
既にモバイルを意識して作られているサイトであればモバイル端末でもストレスなく閲覧でき、参考になることがいくつも発見できると思います。
そしてそのようなサイトは検索順位もご自身のサイトより上位表示されているのではないでしょうか?
他社サイトと比較してご自身のサイトが遅れていると感じる方は自身のサイトに危機感を感じた方が言いと言えます。

結局いくらご自身で良いサイトだと思っていてもサイトを評価し、順位判断するのはGoogle側であります。
ページが上位表示されず下層ページに埋もれてしまっていればユーザーに発見されず見られないサイトになってしまいページの存在自体が意味のないものになってしまいます。

モバイルフレンドリーの評価基準

Googleが発表しているモバイルフレンドリーの概略とはどんなものでしょうか?

  • サイトのフォントが小さい
    →フォントが小さいとスマホなどの小さいデバイスですと文字や画像が見づらい=ユーザビリティとは言えない。=ページ評価が下がる。
  • ビューポートが設定されていない
    →ビューポートが設定されていないとアクセスユーザーがページを見るのに横スクロールしてければならない手間が発生します。これもユーザビリティとは言えない評価が下がる
    要因です。
  • タップするアイコンの位置が隣と近い
    →ユーザーは小さい端末内でアイコンを指でタップしますのでアイコン同士が近すぎると押し間違いに繋がり、自分の望まないページに飛んでしまうと不満を抱きます。そのような作りはユーザビリティとは言えない=評価低下となってしまいます。
  • 表示速度が遅い
    ユーザーが見たいページをクリック(タップ)して3秒以内に表示されないとその時点で離脱する可能性があります。

PCの時代からページの表示速度は昔から検索順位に影響することがあるとGoogleは発表しています。
それを想定すると表示速度によるモバイルフレンドリーの基準や順位変動の要因として使われる可能性が高いことが想定されています。
そのため現在でもGoogleはAMPの発展に力を入れている模様で、モバイルフレンドリー=ユーザビリティと考えるべきなのでスマホにおいても表示速度を上げることは念頭に置いておく必要があります。
それだけユーザーに優位な選択権や自由さが備わっており、その土俵で戦わなければなりません。

自社の表示速度を確認するには、Google Analyticsのページ速度の計測レポートを見れば、ページごとの表示速度を確認することができます。
確認したことがない方は是非一度自社のサイトがどのくらいの表示速度なのか確認してみましょう。(独自のタグを設定しているサイトに限ります)

主なポイントは上記で述べた4点になります。
言葉で言うのは簡単ですが、ご自身でサイトを作成していなければどこをいじれば分からず、簡単ではありません。
その場合、依頼業者に頼むしかありませんし少なからずコストがかかってしまいます。

とはいえ、自社のサイトが上位に表示されないとサイト運営する意味では元も子もありませんので対応は必須となります。
先ほども述べましたが、モバイルフレンドリーのアルゴリズムは、サイト全体ではなく、ページ単位での評価対象となります。

仮にサイト全体をモバイル対応したレスポンシブだとしても、特集などの別で制作したページがモバイルフレンドリー対応になっていなかったり、元々のCMSのテンプレートがモバイルフレンドリー対応になっていない場合は改善をしなければ折角作ったページも評価対象から外れてしまいます。

そしてこれからもGoogleが発表するアルゴリズムはユーザー視点でアップデートされていきます。
時代に即したページを作るのは運営者に与えられた使命だと捉え、随時アルゴリズムに則った更新する予算の確保はこれからも必須となります。

もし業者に頼らずご自身でサイト改善を試みるとしても、全てのページをご自身で確認し、悪いページを改善となるととてつもない工数がかかってしまいます。
もちろんできればベストですが、日ごろの業務の合間を見て行うのでは大変な日数が必要になるでしょう。
現在のご自身のサイトがどのくらいのコンテンツボリュームで検索順位かもわかりませんが、自身でやられるのであれば、その比較対象としては「PCで表示される順位」を基準にして確認することをお勧めします。
PCよりスマホ順位が低い場合はマイナス評価されているこことなりますのでそのようなスマホの順位が明確に良くないページを優先的に改善することが指標になります。
いきなり全ページを伸ばすことを考えるより、マイナスページを改善させることを優先に考えましょう。

無料のテストツール

Googleはモバイルフレンドリー活性化のため、サイト運営者向けに無料で公開しているテストツールがあります。
このツールを使用すれば自身のサイトがモバイルに適しているかチェックを行えます。
https://search.google.com/search-console/mobile- friendly?hl=ja
テストは簡単で上記URLにアクセスし、自身のサイトのURLをコピペするだけでOK。
評価結果は明確に判定されます。

  • モバイルフレンドリーであるかないか。
  • 不合格の場合はこのページがモバイル対応でない理由。
  • アンケート形式でモバイルフレンドリーにするアドバイス。

このテスト結果に基づいて改善すればモバイルフレンドリーにすることができます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
日々進化するwebのプラットフォームは利用者のためにあるものです。
常にユーザーの立場になってどのような見せ方やコンテンツが必要かを考え、時代に合わせたサイトの最適化を考慮していく必要があります。